1969年発売のマーク4の特徴は黒いサイドシル、やや奥まった位置にはめ込まれた黒いグリル、MGBに採用されていた四角いテールランプです。これにより、マーク3までのミジェットよりクールで落ち着いた印象を与えることに成功しています。四角い形だったリアのフェンダーは1972年に、丸みを帯びた形に戻りました。さらにこの年、トライアンフ社のステアリングラックが追加になり、排気音が静音化されました。現在でも人気があるのはこのマーク4までで、次のミジェット1500では、ライトウェイトというMGミジェット最大の特長が失われた印象があります。