公道を走れるオープンホイールのスポーツカー「Birkin 7 バーキン・セブン」
英国のロータス・カーズが生産していたスポーツカー。ロータス以外にも様々なメーカーが生産を担っており、そのうちのひとつがバーキン社。ロータス創業者であるコーリン・チャップマンの妻、ヘーゼル・チャップマンが、コーリン没後に南アフリカで会社を設立し、セブンのシリーズ3の生産を続けている。ゆえにこのセブンは「バーキン・セブン」と呼称される。
シャシーはレーシングカーと同じく鋼管を使ったスペースフレームとなっており、高い剛性を誇る。またフロント320㎏、リア310㎏という、車両重量630㎏という軽量さを実現しており、ライトウエイトスポーツらしい快音を響かせて駆け抜ける走りが魅力だ。
排気量1600㏄のOHVエンジンを4速マニュアルで思いのままに操ることで、箱車とは一線を画する走りを魅せてくれる。車両重量630㎏という軽量さと相まって、スパルタンな走りを見せる。
ノーズコーンにはバーキン・セブンのエンブレムバッジがデザインされている。ブリティッシュレーシンググリーンと呼ばれる独特の色合いは、陶磁器と同じ方法で焼き発色さている。
ガルフカラーとは
ガルフとは、1901年に米ペンシルバニア州ピッツバーグで創業されたガルフ・オイルのこと。 世界中のモータースポーツシーンで戦闘力のあるレーシングマシンを彩ってきたのが、レッドとブルーをメインに使ういわゆるガルフカラーである。 このイメージカラーをまとった車体は、世界中のクルマ好きの憧れでもあった。